次の選択肢はオランダ移住

「労働許可不要」で一気に身近になったオランダ

デュアルライフや海外移住に関心のある富裕層の間で、今注目されているオランダ。きっかけは2015年3月のオランダ経済省企業誘致局の「日本国籍者は労働許可なく国内で就労できる」という発表だ。移住を考えている方だけでなく、オランダに進出してビジネスを展開したいと考えているビジネスオーナーからも注目されているようだ。

日本とオランダは、もともと明治45年に日蘭通商航海条約を結んでいたこともあり、個人事業主やフリーランスの場合についてはこれまでも特権的な滞在が認められていた(現地企業に雇用されている場合は就労許可が必要)。それが、今回の変更で対象者の幅が広がったことになる。居住許可に関しては90日以上長期滞在する場合は引き続き取得の必要があるが、収入など一定の条件をクリアすればよいのでハードルはさほど高くない。

 

日本人にも暮らしやすい環境

では、オランダでの生活はどうだろうか。あまりイメージがない方もいるかもしれないが、比較的過ごしやすく、魅力的な国だと言える。

母国語はオランダ語だが、国民の多くが英語を話せるため、ビジネスでもプライベートでもさほど心配する必要はない。食事も、新鮮な野菜や乳製品が豊富なだけでなく、アジア系の食材や日本食レストランもある。アムステルダムのスキポール空港はハブ空港としてヨーロッパ各地を結んでいるため、他国へのアクセスも良好だ。また、オランダは公立・私立を問わず、外国人であっても無料で教育を受けられるため、子供がいる家族の移住も心配ない。

ビジネスでもプライベートでも魅力的なオランダに、この機会に移住やビジネス展開を検討されてみてはいかがだろうか。

関連記事一覧